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淡黄の福音書

82.4℉、チョコレートが溶け出すころ

遍く鈍色に、天使の梯子

「実はぼく、天使なんです。妖精はぼくの下位職級です」 ゆっくり、連ねて。 たっぷり、注いで。 ほんのり、染めて。 ふんわり、舞い降りて。 <天使の梯子>・・・雲の切れ間から漏れる光が放射状に地上に降り注いで見える現象。またの名を「薄明光線」。 …