遍く鈍色に、天使の梯子
「実はぼく、天使なんです。妖精はぼくの下位職級です」
ゆっくり、連ねて。
たっぷり、注いで。
ほんのり、染めて。
ふんわり、舞い降りて。
<天使の梯子>
・・・雲の切れ間から漏れる光が放射状に地上に降り注いで見える現象。またの名を「薄明光線」。
わたしの前に降ったキラキラしたもの。なんの前触れもなく、すごくとつぜん。童話「ピーターパン」に登場するティンカーベルは妖精の粉を纏い、それに触れ信じた心を持つものをゆらゆらと宙に浮かせる。夢見ごごち。現実と幻想の、その間。
そんな感覚。
(あっでも、それは!きみのなかま(妖精)がしたお仕事だ……?)
キラキラのその先、天に広がったのは甘美な時間で、ぱちんと覚めることなくそこにあり続ける。深く重い曇天の隙間、伝令が光の梯子から降りてくる姿をヤコブが見たように。
たくさんのかおを持つきみのそのひとつは
きっと、やっぱり、「天使」。
...かも!(あれっ)
365あるうちの「1」、特別な日。今日はわたしのひとりごとをしゃぼん玉にでもつめこんで雲の上まで飛ばしておこうと思います(メルヘン)。
いつかジミンくんが割ってくれますか?(メルヘン)
박지민
唯一無二の歌声、シルクのようにしなやかなダンス、優しくて繊細な性格、努力の人、ひよこみたいに尖ったくちびる、キューティーセクシーラブリー!、もちもちかわいいじみんちゃん。どれが正解なんて存在しないしどれも正解かも、でも。
甘え上手で、甘えられ上手。
ヒョンたちのことだいすき!あっ、でも実はぼくもヒョンなんだよ
たまに話を聞いていなくても許してほしいな。
あれっ、今のはどういうルールだったの?
計算された ''あざとい'' は、きみが見つけたきみだけの得意技。
せかいじゅうのかわいいが降参する。
ひっさつ!愛と平和の「じみにむにだ!ぷいんぷいーん!」(かわいい)
だけど根っこはすごく男らしくてさ。釜山のなむじゃ。
うん、そうそう。その座り方と方言なんか特に。
.............シャンパンあけるの、じょうずね....。
体が重力に逆らうことをやめるくらい、めいっぱい笑おうか。
ヤ、ぼくは笑うと前が見えなくなっちゃうんだ
できることは、積極的に。
ぼくはご飯を炊くのが得意なんだよ、あのときもすごくおいしかったでしょ?
にがてなことは、正直に。
ああぼく、この声で演技をするのは大変だな...
こぼれ落ちたそれはこの手で受け止めるからさ。
xxさんは、とてもうまくできていたよ
あっ、ストップ。そんなきみは、何か隠していることない?
きみが見るものを、魅せられて。
瞬間 変わる目の色と、指先まで込めた力は時を待って放たれる。
どんなぼくが欲しい?きみの世界を変化させるぼくは、 xxx ...
わたしにとってジミンくんってこんなひと、feat.ジミンくん(???)。ほんとはどんな言葉でも形容できないのだけれど、わたしの頭にある言葉で綴るとしたら、こうなのかも。
そしてジミンくん、きみはずるいひとです。きみを見るたび喉のおくがつんとします。バニラのにおいがする香水はわたしのおきにいりです。きみが纏うあまさとおなじような気がするから、ちょっとくるしいです。いや、結構くるしいです。だけどさいごはかならずじわ〜〜っと溶けて、やさしくのこります。どこに触れてもくらくらする、ぜんぶが「パクジミン」だから。きみはそんなひと、とことん、ずるい。ぜんぶにちょっとずつ触れさせてくれて、それなのにぜんぶわからない。おきにいりの香水が見せる幻想も、きみがかけたフィルターで。「Pick your filter !」、おいん……?選んだのはわたしでしたね。やられた〜!(?)
おっと.....いやいやいや、いや..............ええ〜っ?(大転倒)
一生をかけてもそのすべてを理解することはできるはずないのに、たとえば 100あるうちのたった1でも知ることができたら、そんなことを思ってしまっていて。だから、ジミンくんが外の世界に降らせた言葉たちはしっかり捕まえてぜんぶ大切にしまっています。わたしのたからものを、いつかの日に組み合わせてみる。ピースが多いパズルに挑戦する気持ち。完成、するかな?わからない。
せっかくだからいくつか取り出してみる。まだすべて組み立てていないうちに、ほんの少しだけ。
ジミンくんの職業は「アイドル」であり、そしてそれを無意識に趣味へも繋げているのではと思っていたり…実は。in the soopで他のメンバーが各々自分の趣味や興味のあることに没頭する中、ジミンくんはどこかに留まることなく、流れる時間に身を預けてたどり着いた先でゆるりと過ごしているように見えた。ある時はゲーム、ある時はカヌー、ある時はカラオケ。それはどれも長時間続いたものではなく、今ここにあるしやってみようかな、というその場の直感と気分が決めるもの。あくまで予想だけれど……!「相当退屈なんだね」、by ほびひょん。(ウッドカービングでフェネックを作ろうと挑んだジミンくんを忘れません。※急になんの話をしているのでしょうか。)
わたしの中でジミンくんの無趣味っぷりが見えた瞬間であり、ジミンくんは ''歌とダンスで幸せを届けるアイドル''、つまり、''防弾少年団としての自分'' が趣味そのものなんじゃないかと、なんとなく感じた瞬間。きっといちばんたいせつでだいすきな時間で、もしかしたら趣味を超えた違う枠にも当てはまるものなのかもしれない。
おさとうをまぶしてマイクにのせたびりびりするほど甘い歌声と、光の海をしなやかに泳ぐようなダンスと。衣装までをも味方につけて、たまに肌色。わっ、また見えてる!ん?見せている........?ふかふかのふとんの代わりに体を預けたのは練習室のかたい床。時間をかけて磨かれた結晶は、ゾッとするほど美しいジミンくんが愛すせかい。目隠しをはずして1歩、満天の星空に浮かぶきいろの空気に''秘密''と''誘惑''を混ぜたら……………すとっぷ、深呼吸(諸々思い出してしまった人)。そして、そこで感じる幸せは透き通るような煌めきに変わり、アミたちの瞳に降りそそがれる。
そんなせかいが奪われてしまった。ほんと、笑っちゃうくらい急に。あまりにも突然、誰一人としてなにも聞かされることなく。ぴたっと止まったことを信じられるわけもなく。
「アンコール公演から、ちょっと、本当に集中できなかった」
「メンバーたちとこうやって楽しく公演して、みなさんと一緒に遊んで幸せを共にして、共にすることがずっとぼくが一番やりたいことだったのに」
「なんでぼくがこんなことを経験しなければいけないのかわからなくて」
オレンジ色のスワロフスキーが埋め尽くされたせかいにひとつだけのマイク、ジミンくんはそれをぎゅっと握りしめていた。会場の光を集めて輝きを増した瞳から零れ落ちるものをひとつぶでも少なくするように、ぎゅっと。時間をかけてひとつひとつ丁寧に言葉を探しながら伝えてくれたきみのきもちは、あまりにも悲しみを含みすぎていて。
でも、その言葉たちになんだかひどく安心してしまった。
ジミンくんの痛みに気づくのはいつだって終わったあと、薄れたころに教えてくれるような。それを気づかせないきみがきみらしくあるけどくるしくて、痛みがなくなったと知れたことはうれしいのにな。真逆の感情がぐるぐる、.....どちらが正解?
まわりのひとたちの痛みをそっと自分へ流し混んで溶かしちゃうジミンくんは、自分のそれをどこへ隠してしまうのだろうか。そこはわたしたちがむやみに入りこむことは許されなくて、やさしすぎるきみでもやさしくできない、やわらかで繊細なぶぶん。だからこそあのひ、ゆっくりとそのばしょを教えてくれたことがとってもうれしかったんです。きみから見せてくれる痛いところには手を伸ばしてそっと撫でてあげられるような、そんな気がするから。
ジミンくんのいる深い場所にはどうしたって気づけないことも、防波堤が崩れてしまうほど増したしょっぱい感情が見えないことも、やっぱり悔しいことに変わりなかったけど。だけど、ジミンくんが弱さを見せた場所が6人とアミの前であったことが誇らしかった。なにひとつ隠すことないありのままの言葉をくれた、気がした。これに対してありがとうと言うのはおかしいのかもしれないけど、どうしてもありがとうと言わせてね。きっと現時点での正解のようなもの。
マジックショップの扉をそっと開いてみる。作られたその扉は「互いが行き来するため」のいっこの地点、自らが入って出るだけのものではなく誰かを招くためのものでもあるから。ジミンくんが誰かの痛みをもらうように、いつかそれを扉を向こうへ分けてほしいと、どうか。だってわたしたち、お互いのしあわせを願うことをやめたりしないでしょう?これからもおなじ時間をおなじ歩幅で一緒に歩いていきたいと、そんなことを願っています。
ことしの6月、7人とアミたちにとってだいじなその日。人工的な黒と重ためなまえがみにびっくりしてきんちょうして、めまいがするくらい。
「近いうちにぼくたちは直接会えると思う」
おまじないのように唱える「会いたい」を終わりにして、「会えたね」の言葉を交わそうね。止めていた時間を巻き戻すように、目を合わせて、ゆっくりと。
この先、きみの触れるむらさきいろの光は、もっとずっと、あったかい。
ジミンくんはわたしが「こうなりたい」と願う憧れのひとであり、苦しいときにそっと手を差し伸べて救ってくれるヒーローのようでもあり、わたしの目に映るのは大きくてかっこいい姿がほとんどで。でもたまぁに、ジミンくんがすごくちいさなおとこのこのように見えるときがある。日の落ちかけた公園、オレンジと黒の光に飲まれてしまいそうにぽつんと佇んでいるようで、ふと。どんな悪者も倒しちゃう屈強なスーパーヒーローが隠す、ちょっぴりにがい寂しがりやなところ。
だからほら、そこがまっくらな夜になってしまう前に。
「どんなことがあっても『大丈夫』だと言いたいし、どんなことがあっても『愛してる』と言いたい」
「僕は愛されたいタイプだったんです」
おひさまのちからをもらった毛布、ふんわり。まるごとやさしく包んでくれる愛そのものであるジミンくんへ、両手で抱えきれないくらいたっぷりの愛を。
自分に不器用なきみが遠くまで手を伸ばして知ってしまったつめたさを、あたたかさに変えられるように。「ひとりは嫌だ」とつぶやく寂しがりやなきみが、大丈夫な ''ふり'' をして言い聞かせないように。まあるくてきれいなこころに、鋭いものを向けてしまわないように。拾い損ねた愛はこの手ですくって、何度だって届けます。きみがきみとしてそこにいる限りずっと、わたしはそれを繰り返すよ。もう十分だと感じてくれるくらい、いつか「こんなにたくさん持てないよ…!」なんて。今は祈ることしかできなくとも、けれど、だからこそ祈り続けます。星がきれいに見える季節はもう、すぐそこまで。
10がつ13にち。ちょっぴり恥ずかしくてぽかぽか。たぶん、きのうよりからだが軽い。ジミンくんにとって、とくべつでたいせつな。ジミンくんのまわりにいるひとたちとっても、とくべつでたいせつな。いつもよりおおく「パクジミン」へそそがれるまろやかな温度たちを、めいっぱい感じてほしい。そうだなたとえば、よりくっきり伝わるよう裸足で歩いてみたり、とか。だからすこしの間、きみのあしをまもるものたちは隠してしまおうか。せーので、はい!白くてふわふわなその羽根を、きょうは休ませてあげてもいいかもしれません。途中におひるねとおやつの時間も作ったりして。
拝啓、天使さま………!
パレットに広げられた色とりどりの魅力を筆にとって透明へ溶かす。ついでに、あこがれとして続くこのきもちもいっしょに溶かしてしまおう。そうしてできた色水に溺れながら、ぽわっと浮かぶ雲の隙間のひかりに今日も焦がれ続けるのです。
ジミンくん、わたしはきみに──
歩みを進めるその先で、痛みと出会うことがありませんように。
深い夜から救い出してくれるむらさきが、きみのうちゅうに溢れていますように。
きゅっと細められたその目には、やわらかいものだけが映し出されますように。
ラーメンを食べるとやってくるむくみと、やさしい嘘を知らない体重計、今日はわたしが捕まえて監視しておきます。がんばる。あっほらジミンくん、今だよ!いまのうちに!
抱きしめる枕に詰められたのは、ふかふかの愛だ。
預けた意識と瞼の裏にあるのは、多幸と願いだ。
そんな魔法にかかる夜が、いちにちでも、いちじかんでも、いっぷんでも長く。
せかいでいちばんすきなひと、せかいでいちばんしあわせになってね。
생일축하해!
おたんじょうびおめでとうジミンくん
2021.10.13 cyana